悲劇めいた幻想郷
指差してるのは誰だろう
似てる景色に霞む未来
写しだす二十面相
夢で会えても怯えてる
蒼に眩んだ君
悲劇めいた幻想郷
悲劇めいた幻想郷
指差してるのは誰だろう
似てる景色に霞む未来
写しだす二十面相
夢で会えても怯えてる
蒼に眩んだ君
悲劇めいた幻想郷
溜息の出ない日々を
悲しい音楽に浸して青く滲み出した
心に愛を感じたくて
何だか遠くて分からなくて
苦笑いして余所見して逃した心に
見られてる
苦悩とか悲しみとか忘れてしまったんだね
流されるままに
流されて
自分の言った言葉に脅されて
もう逃げられないって
決まってしまったんだ
負け惜しみのように
プライドを誇示するかのように
自分の存在を確かめた
プライドってものは他者のためにある
他者のためにプライドに気付き
他者のためにプライドを持ち
他者のためにプライドを守る
そのプライドのために
自分に負けるな
この攻撃性は人に対しての
何なのだろう?
優越感だろうか?
争いを仕掛けているかのようだった
自分が強いものであることを
誇示しているかのようだった
そんな必要はそこにはなかったのに
というより、どうしてこんな
疑問を抱かなくてはならない?
罰せられているかのようだ
何のために?
虚しい世界だなんて思ってもないのに
どうして泣くんだろうね
独りよがりなんだろう
でも、だからって
それがどうしたっていうんだろう
ああそう、そんなふうに
思ってみたかっただけだ
涙を流せば楽になれた
頭の中にあるのは快楽
自分自身を感じてる
自分が溶けていく快楽を感じてる
その快楽で泣いている
泣いている自分に溺れていく
あの弱さを認めた僕は今
あんな弱さが認められなくなって
僕らは変わり続けるから
意味がないよ 今はないよ
ありのままに騙されて
意味はないよ 今を殺して
この衝動だけを信じて
光の束から少し離れたみたいに
私は自由になったみたいに
もうこれ以上動けそうにない
一歩目が踏み出せないからって
世界の終わりとかが頭の中にあって
運命を踏み潰していく
その弱さで
何もかも終わりにして
笑って笑って笑って
狂ってしまいたいなんて
もういいだろう
何のために生きてきたんだろうね
腐っていく魂を美しいと思う
そうやって、だめにして
そうやって、だめにすれば
それでも 離れられない光の束